ピアノは、電子ピアノ・エレクトーンなどの鍵盤楽器とは違い電気を使用していないので、温度・湿度により変化します。

1. ピアノの弦には、１本約９０kgの強い力で引っ張られていますので、元に戻る力で自然と音は狂ってくるのです。
2. ピアノの弦は、細くした鉄から出来ていますので温度が上がると伸び、下がると縮んでしまい音が狂います。
3. 一度大きく狂った音は、一度では元に戻りません。また短い期間で音は狂ってきます。　　　調律時に弦が切れるおそれもあります。
4. 新品ピアノは弦の弾力が強いため、短い期間で狂います。弦が全体に安定するまで半年での調律をおすすめします。
5. 水分を含むと木部・フェルト部が膨張し鍵盤及び各部の動作不良になります。また鉄部は錆を生じます。
6. 湿度による鍵盤不良は、新品・中古ピアノの年数に関わらず、納品後のお客様の住居環境に左右されます。

ゆえに、ピアノはご使用にならない場合でも継続して音あわせをしてこそ、寿命が延び、楽器としての価値があります。